2020年04月20日 掲載
新型コロナウィルス感染拡大防止のための学校の休校が始まり、1か月以上が過ぎています。この先さらにGW明けまで休校期間が延長された地方自治体もあります。
こうした中で「コロナ疲れ」などという言葉も出てきました。大人もいろいろと疲れを感じていますが、子どもも学校に行けないことで疲れを感じているかもしれません。こうした場合に、親がゴードンメソッドを使えると、コミュニケーションが進みやすく、親も子どももこのピンチを、逆に信頼関係を築くチャンスに変えていけます。
ゴードンメソッドの全てをここだけでお伝えすることはできませんが、今すぐ使えるポイントを親である皆様にご紹介いたします。
「友達と会いたいな」「仲間と遊びたいな」などの子どもの言葉は、ゴードンメソッドでは子どもが困ったり、悩んだりしているサインと捉える事ができます。
もし自分が子どもであり、もういい加減、家にいることがしんどくてつらくなっている時に「みんなが我慢しているのだから、あなたも我慢しなさい」とか「今は感染拡大防止のために外に出ない方がいいの」などと言われたら、どんな気持ちがするでしょうか?親に、自分の気持ちを分かってもらえた!と感じるでしょうか・・。これは人間関係を悪くしてしまう対応なのです。
子どもからの「困っているんだ」というサインだと親が受け取った場合には、子どもの気持ちを共感的に理解することが悩みの解決につながります。「友達と会えなくてつまらないね」「仲間と思いっきり遊びたいんだ」などと、子どもの言っていることを否定せずに受け止めることで、子どもの心はほっとできることでしょう。
子どもが休校で家にいるからこそ、普段よりも親子のコミュニケーションの大切さが重要になります。このような状況の中では親も大変ですが、コミュニケーションの方法を意識して子どもとの良い関係を継続していきましょう。