事例・体験
どこまで弾ければいいの(子ども長女12歳)
【状況】
ピアノの先生が代わって5ヶ月、どうも先生への不満があるらしく、時々ぐちをこぼしていた。今朝、クラブがあるのでピアノには行けないと出かけたが、中止になって帰ってくる。
- 子:
- 「ピアノに行かなければだめ?」
- 親:
- 「行きたくないようね」
- 子:
- 「今週はクラブが忙しくて練習してないし・・・」
- 親:
- 「練習してないからいやなのね」
- 子:
- 「だって先生がおこってばかりいるんだもの」
- 親:
- 「先生に何か言われるのが嫌なの」
- 子:
- 「30分のうち半分はおこって、私があんまり弾かないうちに、時間が来るとすぐ辞めてしまうのよ」
- 親:
- 「もっと先生に教えて欲しいと思っているのね」
- 子:
- 「ママも知っているように、宿題宿題とあんなにたくさん出すんだから」
- 親:
- 「宿題が多すぎると思っているのね」
- 子:
- 「教えてくれないで宿題ばっかりなんだもの。今までの先生は、ピアノの他に楽しい話もしてくれたし」
- 親:
- 「前の先生の方が良かったと思っているのね」
- 子:
- 「ママとパパは私がどこまで弾けるようになるまで習わせるつもりなの」
(もう目に涙がいっぱい)
感想
今までは、ただただピアノだけは辞めないで欲しい。上手にならなくてもよい。ただ楽しく長く続けて欲しいと願って、子どもの気持ちも考えず今日まで来ました。先生とも大変うまくいって安心していたのですが。能動的に聞くことによって、子どもの不満が爆発し、これほどとは思いませんでした。