事例・体験
上司からの依頼を勇気をもって断る広島県(課長47歳 男)
【状況】
自他ともに認める几帳面な性格。短気で、とにかく早く早く準備しておかないと、イライラする。 私が急ぐときに限って、仕事を突然言いつけられることが多く、断りきれなくて困っていた。
- 課長:
- 「迫田さん、今夜使うスライドの点検を今からしてくれないか」
- 私:
- 「今すぐにするのですね。急いでおられるのですね」
- 課長:
- 「そうだ。私が出かける前に試写しておきたいのだが」
- 私:
- 「夜あわてなくてもいいようにしておきたいのですね。でも私は、訪問先の方と時間を約束しているので、今はできません」
- 課長:
- 「今、時間が取れないのか!夜うまくいかなかったら、どうするのか!」
- 私:
- 「課長さんは、夜皆さんの前で失敗するのを心配しているんですね」
- 課長:
- 「そうだよ。先生に悪いし、町会議員も来るのに・・・・・・」
- 私:
- 「相手の方に迷惑をかけたり、ご自分が恥をかくのがいやなのですね。でも私も、待っている方に迷惑をかけたり、信頼を裏切ったりしたくありません。訪問から帰り次第点検をしますので、今はできません。時間をかけてちゃんとしたいと思います」
- 課長:
- 「わかった。じゃあ早めに帰ってくるから、頼むよ」
感想
とても強引なので、怒らせてしまうと夜の仕事にひびくので、あきらめようかなと思ったが、勇気を出してメッセージを伝えた。イエスマンの私ではないので、面食らっていたようだが、わかってもらえたと思う。夜は仕事がうまくいった。