いい人間関係のヒント

事例・体験

勝負なし法
皆で決めると楽しいネ!広島県(長女10歳 長男7歳 二男二女 5歳)

第1段階・・・問題を明確にする

私・
水槽の中に土や石を入れて、こおろぎを飼っているが誰も餌をやらないので私が餌をやっている。大変なので餌をやる人を決めてほしい。
子・
誰かがやると思っている。

第2段階・・・考えられる解決策を出す

(イ)
餌を上げる当番表を作る。
(ロ)
誰かがちゃんと餌をやる。
(ハ)
虫かごを4つにして、その中にこおろぎを入れて自分自分で飼う。
(ニ)
こおろぎを逃がす。
(ホ)
ご飯を食べた後、誰かがやる。
(ヘ)
家の中で放し飼いにする。
(ト)
小さい順番に餌をあげる。
(チ)
分からない人は本を見てやる。
(リ)
お母さんに任せる。
(ヌ)
お父さんに任せる。
(ル)
お姉ちゃんに任せる。
(ヲ)
お兄ちゃんに任せる。
(ワ)
T君に任せる。
(カ)
Yちゃんに任せる。
(ヨ)
畑に逃がして餌を持っていく。

第3段階・・・解決策を評価する

(イ)良い。
(ロ)(ホ)(チ)する人を決めないのでいけない。
(ハ)かごが4つもないのでダメ。
(ニ)こおろぎを飼いたいのでダメ。
(ヘ)寝ている時、顔にきたらいやだからダメ。
(ト)なかなか番が来ないからいや。
(リ)(ヌ)(ル)(ヲ)(ワ)(カ)1人に任せるのでダメ。
(タ)かいたいのでダメ。

第4段階・・・双方が納得のいく解決策を決定する

(イ)に決める。

第5段階・・・解決策を実行に移す

明日から実行する様にして、やりたい人から順番を決め、2日ごとに当てはめてお姉ちゃんが表を書くことに決めた。見えるところに貼っておくことにした。

第6段階・・・結果を評価する

翌朝、こおろぎの食べる物を出し包丁で切って餌を入れかえていた。

感想

親の意見を強調しないように子どもの意見を一人ひとり聞きながら進めていき、時間はかなりかかったが子どもたちも手を休め、私の話にのってきて、第二段階では沢山の解決策が出、第三段階でも自分の思いを沢山言ってくれた。終わってから「このやり方って楽しいね。今度もこんな決め方がしたいなあ」と言ってました。みんなで決めたことだから、けさからみんなやる気満々です。私も嬉しい限りです。素敵なやり方です。

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